マンチェスターユナイテッドを説明しよう(3)
さて 前回のブログでは、我らがマンチェスター・ユナイテッドの19/20シーズンを振り返り、FA杯敗北の要因にも言葉が及びました。
次にヨーロッパリーグ、セミファイナル、セビージャ戦について述べていきましょう。
まず、ヨーロッパリーグが再開したのは9月に入ってからなので主力組の休養はしっか
りと取れていました。なので、コンディション面での問題はありませんでした。
ですが、この試合見事に1-2でヨーロッパリーグの番人に敗れてしまうのです。
試合展開は次の通りです。
前半6分 PKによるB・フェルナンデスのゴール 1-0
前半26分 レギロンのクロスにスソが合わせてゴール 1-1
後半立ち上がりからマンチェスター・ユナイテッドの猛攻、しかしゴールは実らず
後半78分 ナバスのクロスにルーク・デヨングが合わせて逆転 1-2
試合終了
逆転負けではありましたが、正直勝たなければならない試合だったと思います。
なぜなら、攻め込んでいたから。決定力の無さと言えばそこで「試合終了」ですが、
ポゼッションで相手チームを支配していたにも関わらず逆転負けを喫してしまったのです。よくあることですが、名門を謳うこのチームのポゼッションはまあ酷い有様でした。ポゼッションをするにしろ、明確な意図も戦術もなく個人技術とコンビネーションに頼りっぱなし。スペインの強豪相手にこの失策は、オーレの13年という監督歴の長さを驚きの事実に変えてしまいました。
やはり、問題はここなんですよ、戦術です。彼の頭の中にあるであろう、戦術が我々の前で披露されたことはほぼないのです。
このマネジメント能力と戦術という武器がない限り、オーレのレッドデビルズはイングランドでのフットボールにおいて後手に回ると思います。だからといって、彼の選手たちのモチベーターとしての役割は評価しないのもフェアではありませんが・・・。
20/21シーズンの開幕とそれに伴う補強
さて、話は変わりますが、もうすでに20/21プレミアリーグが9月12日から開幕しています。やはり注目は、優勝候補リヴァプール、ヴェルナー、ハヴェルツ、ジエク、チアゴ・シウヴァ、ベンチルウェルを獲得したチェルシー、17年ぶりにイングランドのトップリーグに姿を現すリーズ・ユナイテッド、アンチェロッティ率いるエヴァートンですかね。まだまだプレミアリーグのチームは曲者ぞろいですし、スターの集う場所でもあるので紹介したいチームはありますが、とりあえず我らがマンチェスター・ユナイテッドの話をしましょうか。
我らがマンチェスターユナイテッドの移籍情報として、獲得したのはただ一人この男
そうアヤックスから来たファンデベーグです。彼たった一人です。(笑)彼の能力はともかく、たった一人というのが問題ですね。補強ポイントは明白であるのに本命であるジェイドン・サンチョやエースストライカー、右SBが獲得できていません。移籍市場閉鎖まであと3日程度でどうやって3人の人材を捕まえられるのでしょうか。
現在、候補に挙がっているのは、ジェイドン・サンチョ、ウスマン・デンベレ、カバーニ、ヨビッチ、アレックス・テレスなどです。クラブの優先度もサンチョが最も高いらしく、デンベレはサンチョ獲得失敗時の代替案だそうです。ヨビッチはCF、テレスはルーク・ショーのターンオーバーもしくはショーに取って代わる存在ですね。
クラブ外からも補強の提案などはよく聞きます。近年の不調が批判の的にさらされている守護神デ・ヘア。プレミア特有のボディコンタクトに弱さを見せるCBヴィクトル・リンデロフ。この守備の中核を担う2人に成り代わる存在として、昨季はシェフィールド・ユナイテッドで活躍し、今年はレッドデビルズに帰還する23歳GKディーン・ヘンダーソン、そして怪我によって長期離脱が続くコートジボワール代表CBエリック・バイリーです。
昨季中断明けの得点のほとんどが守備陣の欠陥にあったと思われます。若手の起用をチームの軸に考えているボスが若い選手を下部組織から引き上げるのも解決策の一つかもしれません。トゥアンゼベは怪我を負っていますが、フォスメンサーやB・ウィリアムズ、テデン・メンギなどを思い切って使ってみてはと思うのは僕だけでしょうか。
まあ次回もマンUにピックアップして記事を作りたいと思います。